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コンサル一年目が学ぶこと

第1章 コンサル流話す技術

 話をまとめると、「結論から話すこと」「論理と数字で語る」「相手の期待値を超える」この3点を意識して話すことが重要らしい。
 「結論から話すこと」ということは、例えば会議で「今日はなになに〜を決めたいと思います」というように、決めたいことを単刀直入に話すことである。学生時代の国語の文章問題では起承転結が求められることが多いので逆光している気がするが、その話は置いておくことにしようと思う。短い時間で相手に必要なことを伝えることができるというメリットが生じ、「簡潔にかつ言い訳をせずにストレートで答えること」が相手の信頼を得ることに繋がるのだろう。
 「論理と数字で語る」ということは、具体的でかつ共通認識できるデータをもとにビジネスにおける判断ができるためである。例えば自分とは違う文化圏の人が話し相手であった場合、細かい感情を表現しあうことは言語の違い上、不可能に近いだろう。だが、「事実(ファクト)」を互いの共通認識で説明することは可能なのである。その武器として用いるのが「論理」と「数字」であったというだけだろう。
「相手の期待値を超える」ということは、相手の期待を超え続けることがビジネスの根幹であるかららしい。相手から期待値に対して最低限行うことは当たり前、その少し上を超えることがビジネスの基本。だが、その最低限の調整がまたややこしいわけである。ここを見誤ると期待値を超えるといった問題以前の話になるだろう。「仕事の背景や目的」「具体的な仕事の成果イメージ」「クオリティ」「優先順位」に対する認識が相手と相違ないか確認する必要がある。
 

第2章 コンサル流思考

はじめに、作業のゴールに対する(手順)ロジックを組み立てる。その後、手順を実行に移す。この行動をロジックツリーに落としこんで考えることができる。https://www.missiondrivenbrand.jp/entry/thinking_logictree
物事を考えて行動に移す際は「事実」「解釈」「アクション」という3つの見出しに分けて考える。また、あらかじめ仮説思考を立てておいて、調べるべきポイントを絞り込めておく。そうしておくことで効果的なリサーチをすることができる。
ビジネス能力の向上に重要なことは、情報量ではなく自分の意見を持つこと。社会に対して自分の意見を持ち、その上で必要な情報があれば模索していく。自分の意見を持ち、失敗を恐れずに行動していく。これはいついかなる状況下でも当てはまる状況だと思う。

第3章 コンサル流デスクワーク技術

 文書作成の基本である議事録の取り方について。発言者の発言をそのまま書くのではなく、決まったことを簡潔に書くことが重要。また、キーパーソンの意見や次回に持ち越す内容とも記載しておくと良い。
 資料作成ではパワーポイントを使用することが多い。1枚のスライドに1つのメッセージ(根拠となる事実、自分の主張)を伝える。資料作成をする際は時間勝負でいかに素早く作成できるかが鍵となるため、ショートカットキーを覚えて使いこなすことが大切である。
資料に目を通すように言われた場合、予定が詰まっていたら全てを読むことが不可能である。その場合は資料の目次を眺めて、自分が特に知りたい事柄、資料の一番重要な事柄が題目になっているものをピックアップして読む。そうすると資料に対する理解は大半できている状態になりうる。
 プロジェクトを管理する際は数字を使って明確の期限を決める。ツールはエクセルなどのプロジェクトが可視化できるツールを使う
 

第4章 プロフェッショナル・ビジネスマインド

会議に出る際は意見を出す。時間=お金という意識を持つ必要がある。ただ会議に出るだけでは利益に繋がらないため、出ないでいい。
 一定のコミットメント力を発揮する。常に「クライアント」に対するコミットメントを発揮することにより、信頼を勝ち取ることができる!
 フォロワーシップ、リーダーシップの双方があるが新人の間はフォロワーシップの立場になることが多い。フォロワーシップは率先してリーダーをフォローする姿勢を示し、周囲に影響を与えることが大事。
個々でプロフェッショナルを発揮することが大事。チームの他の人と得意分野を被せない。